ウェビナーを開催するなら、できるだけ多くの参加者を集めたいところです。しかし、実際には告知しても申込数が思うように増えず、「今の集客手段でいいのか?」「もっと効果を上げられないのか?」と困っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ウェビナーの集客を成功させるためのコツを具体的に解説します。ウェビナーマーケティングの基礎から知りたい方はこちらをご覧ください。

ウェビナーの集客数増加につながるポイント

ウェビナーの参加者を増やすために意識したいポイントを8つまとめました。

  • 見込み顧客が興味あるテーマを設定する
  • ターゲットと講演テーマにあった集客方法を正しく選定する
  • 参加するメリットをしっかり伝える
  • 著名な講演者に登壇してもらう・共催する
  • 見込み顧客が参加しやすい日時を設定する
  • 最適な集客タイミングを設定する
  • 1つの方法でも複数回の集客を行う
  • 申込みのハードルを下げる

ターゲットの参加意欲を高めて、”申込み”というアクションを取ってもらうために、ひとつずつ確認していきましょう。

見込み顧客が興味あるテーマを設定する

ウェビナーの準備には多くの時間と人手が必要です。せっかく開催しても申込率や当日の参加率が低ければ、費用対効果は悪くなってしまいます。

そこで、集客を始める前に、ターゲットをしっかり理解しましょう。ペルソナが明確になればなるほど、反響をとりやすいテーマがわかるようになります。

BtoBウェビナーの場合、変わりにくい”企業属性”変わりやすい”担当者属性(個人)”で分けてペルソナを設定するのがおすすめです。例えば、企業属性のペルソナとして以下のような項目を設定します。

  • 業界・業種
  • 事業内容
  • 所在地
  • 売上高または従業員数
  • ミッション、ビジョン、バリュー
  • 社風

次に、実際にウェビナーを受ける担当者の属性に関して、以下の項目を埋めていきましょう。

  • 年代
  • 性別
  • 役職(担当者や決済者)
  • 勤続年数
  • 年収
  • 仕事に対する価値観
  • 仕事上のミッション・役割
  • 日常で関心のある情報
  • 日常の情報収集方法

これらの情報をもとに、ターゲットが興味を持ちそうなテーマを検討しましょう。

ターゲットと講演テーマにあった集客方法を正しく選定する

ウェビナーを告知する方法には、大まかに分けて「オンライン集客」と「オフライン集客」があります。

オンライン集客には、自社サイトやオウンドメディア、SNS広告やWeb広告、セミナーポータルサイトが挙げられます。オフライン集客では、チラシやはがき・DM・テレアポが代表的です。

集客方法の特徴を理解し、ターゲットと講演テーマに合わせて使い分けることが重要です。

例えば、自社の商品を認知している方に向けたウェビナーなら、自社のWebサイトにウェビナー情報を掲載するとよいでしょう。ただし、アクセス数が少ない場合には席が埋まらない可能性が考えられるので、他の手法と組み合わせるのがおすすめです。

新規顧客、特に若い世代にアプローチしたいなら、SNS広告が効果的です。SNS広告と一言で言っても、媒体によって特徴が異なります。

プラットフォームメインのユーザー特徴
X(旧Twitter)10代から30代いいね・リツイート可能。テキストだけでも拡散されやすい。
Instagram20代女性おしゃれな写真・動画との相性が良い。
LINE10代から60代トークリスト画面に表示できるため、多くの人に閲覧してもらえる。
Facebook30代から50代実名登録のため、ターゲティング精度が高い。
LinkedIn20代から40代ビジネス向け商品と相性が良い。業界や役職で絞り込み可能。

それぞれの特性を活かして、ウェビナーへの参加を促しましょう。

参加するメリットをしっかり伝える

忙しいビジネスパーソンに「このウェビナーに参加したい!」と思わせるためには、具体的なメリットを伝えることが大切です。

ウェビナーを受講した後、課題がどう解決するのかをイメージできる表現を考えましょう。特にタイトルや見出しに「簡単」「早く」「安く」を盛り込むと訴求力が高まるため、意識してみてください。

ウェビナーの内容だけでなく、特典も工夫しましょう。以下のような特典を提示すると、参加意欲を高めることができます。

  • サービス利用料の初月無料
  • 資料配布(ダウンロード)
  • 個別コンサルティング 初回無料
  • ギフトカード贈呈

もしクリックや申し込みが少ない場合は、メリットが十分に伝わっていない可能性が考えられます。「アピールポイントを変える」「数字や表現を変える」といったテストを行い、効果的な表現を探しましょう。

著名な講演者に登壇してもらう・共催する

自社やサービスの認知度があまり高くない場合、単独開催のウェビナーでは参加者が集まりにくいのが現状です。そのような場合は、外部講師に依頼してみるのはいかがでしょうか。

業界で有名な専門家やインフルエンサーを講師として招くことで、彼らのファンやフォロワーも関心を持ち、申し込みが増えるでしょう。なお、外部講師への講演料は10万〜30万円程度かかるため、予算を考慮する必要があります。

また、同業他社や関連性の高い会社との共催もおすすめです。各企業のハウスリストを共有することで、より多くの申し込みを集めることができます。ターゲット層が重なる場合、双方にとって新規リード獲得に繋がりやすい点もメリットです。

著名な講演者や共催セミナーは、ウェビナーの期待を高める効果もあります。「これは見逃せない!」と感じるようなウェビナーを作り上げましょう。

見込み顧客が参加しやすい日時を設定する

ターゲットにとって参加しやすい「曜日」や「時間帯」を設定しましょう。

例えばBtoB向けウェビナーの場合、仕事でスケジュールが埋まりがちな月曜日や金曜日は避けるのが無難です。比較的スケジュールに余裕がある火曜日、水曜日、木曜日のほうが、申し込みが増える傾向にあります。

汎用性のあるおすすめ時間帯は午後1時〜2時です。この時間帯なら昼休み後となり、仕事の区切りもつけやすく、参加しやすいでしょう。一方、経営者や営業など外出が多い職種をターゲットにしている場合は、直行・直帰しやすい時間帯を開催時間とすることも有効です。自社のターゲットの状況に合わせた時間帯を見つけましょう。

前述の通り、企業や業種によって忙しい時間帯や休みの曜日は異なりますが、開催日数が少ないと参加したい気持ちはあっても日程が合わず参加できないかもしれません。可能な限りさまざまな日程や時間帯で開催するようにしましょう。

少しでも見込み顧客とつながりを増やしたい場合は、アーカイブ配信もご検討ください。アーカイブであれば自由な時間に視聴可能なため、より多くの人にウェビナーの内容を届けることができます。

最適な集客タイミングを設定する

ウェビナーの集客では、告知のタイミングが非常に重要です。数日前に発表しても、すでに予定が埋まっている可能性が高いでしょう。

しかし、2ヶ月前や3ヶ月前のようにあまりに早く告知をしすぎると、「まだ先だから」「予定が分からないから」と後回しにする方もいます。実際、ウェビナーは2週間前から申込数が増加する傾向があります。

告知のタイミングは、過去の当社の経験から開催1ヶ月前から告知を始めるのが理想的です。このタイミングなら、複数の施策を検討準備し、展開することもできます。例えばメルマガやハガキでは反応がなかったとしても、Web広告やSNS広告を運用することで申込数が伸びるかもしれません。

1つの方法でも複数回の集客を行う

予算の関係で1つの集客方法しか利用できない場合でも、情報を発信し続けましょう。ウェビナーのメリットや参加者特典などを継続的にアピールすることで、ターゲットの目に留まる確率が高まります。

例えば、メルマガで1回告知して終わりではなく、間隔をあけて何度か告知を行いましょう。ただし、内容が同じだと読み手はうんざりしてしまうので、違う言葉でメリットを伝えるように工夫します。

また、リマインドメールの配信も参加率の向上につながります。特に、申し込み日から開催日までに期間が空いている場合、ウェビナーを忘れてしまう可能性が考えられます。

数日前や前日には、確認メールを送信して、無断キャンセルや当日キャンセルを防ぎましょう。

申込みのハードルを下げる

ウェビナーに参加したことがある方であれば経験があるかと思いますが、ウェビナーに興味を持ったとしても、申し込みの手順が分かりにくいと離脱してしまうでしょう。

関心を持ってくれた方を逃さないためには、申し込みフォームまでのルートをできるだけ短く、シンプルにすることがポイントです。

また、フォームの入力項目が多すぎると、面倒になってページを閉じてしまうかもしれません。なるべく項目数を減らし、入力する負担を感じさせないように考慮しましょう。

さらに、キャンセルの方法も工夫するのがおすすめです。

ビジネスパーソンは忙しく、参加を予定していたウェビナーを急遽欠席せざるを得ないこともあります。簡単にキャンセルできることを伝え心理的なハードルを下げておくことで気軽に申し込んでもらえます。

■BtoBウェビナーの集客数増加をサポート

当社はBtoBウェビナーを成功に導くために、企画から集客・運用まで丁寧にサポートしています。特定の施策にこだわらず、ターゲットとご予算に合わせて集客方法をプランニングします。もちろん、集客の実行もお手伝いしますので、安心してお任せください。

まとめ

本記事では、ウェビナーの集客数を増加させるためのポイントを詳しく解説しました。

ここまで解説したようにウェビナーの集客数は様々な要因によって左右されます。ウェビナーの内容やターゲットなどによって適した手法が異なるため、ひとつひとつ試して効果を検証することが大切です。本記事を参考にして、参加率向上を目指しましょう。

もし、「時間や人材が限られており、効率的な戦略を立てることが難しい」「自社で取り組んでみたが、成果が出ない」「できるだけ効率的に申込数を増やしたい」とお考えの方は、集客代行会社の活用を検討してはいかがでしょうか。

当社はBtoBウェビナーの支援に特化しており、質の高いリードを獲得するお手伝いをしています。BtoBウェビナーを成功に導くために、企画から集客・運用まで丁寧にサポートいたします。特定の施策にこだわらず、ターゲットとご予算に合わせて集客方法をプランニングいたします。ウェビナーの集客にお困りの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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