ウェビナーは、オフラインのセミナーと比べて低予算で開催でき、場所の制限もありません。しかし、「人が集まらなかった」「リードが獲得できない」といった課題もよく耳にします。
ウェビナーの申込数を増やし、商談に繋ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?
本記事では、ウェビナーの効果的な集客方法を具体的にご紹介します。成功させるためのコツをひとつずつ取り上げていきますので、ご参考ください。
ウェビナーの集客方法(自社)
自社リソースで取り組むと、コストを抑えながら集客が可能です。具体的な方法は以下の通りです。
- 自社保有リストを活用したアプローチ
- 自社サイトやオウンドメディアへの掲載
- Web広告の配信
- 自社や従業員のSNSアカウントへの投稿
それぞれの特徴をご紹介します。
自社保有リストを活用したアプローチ(メール・FAX・DM・電話)
展示会や対面営業で名刺を交換した方や、お問い合わせフォームを送信した方などにウェビナーの告知を行います。
具体的な手法には電子メール・FAX・DM・電話があり、ターゲットや目的に合わせて使い分けると効果的です。
例えばメルマガ登録者は自社の商品やサービスに関心を持っているため、電子メールでウェビナーのメリットを前面に押し出して参加を促しましょう。しかし、電子メールは開封率が低いため、魅力的な件名や、最初の数行で関心を引く工夫が重要です。
一方、電話での告知は個別対応が可能なので、相手の関心度合いや質問に応じて柔軟にアプローチが可能です。しかし、時間と手間がかかるため、限られたリストに対して行うのが現実的でしょう。電話の後にフォローアップの電子メールを送ることで、さらに効果を高めることができます。
自社サイトやオウンドメディアへの掲載
Webサイトやオウンドメディアを運営しているなら活用しない手はありません。
お知らせ(新着情報)ブロックにウェビナー情報を掲載したり、バナーからLP(ランディングページ)やイベントページへ誘導したりしましょう。
さらに、ブログ記事として詳細情報を提供し、SEO対策も兼ねてコンテンツを充実させると効果的です。過去に開催済みのウェビナーの場合、ウェビナー開催レポートとしてまとめておけば、講演内容がイメージしやすくなるためおすすめです。
ただし、Webサイトへのアクセス数が少ない場合はあまり効果が期待できないため、他の方法と併用することをおすすめします。
Web広告の配信
短期集中でアプローチを行いたい場合は、Web広告を検討してみましょう。Web広告は、閲覧者の属性に合わせて表示内容が変わるため、地域や年齢層を指定して効果的に集客することができます。
ウェビナー集客に使われる代表的な例として「リスティング広告」と「SNS広告」があります。
リスティング広告
これはユーザーが関連キーワードを検索したときに、検索結果ページの上部に表示される広告です。
具体的なキーワードを設定することで、ウェビナーのターゲット層にピンポイントで訴求することができます。掲載順位は入札した金額などで決まりますが、ニッチなキーワードを選定すると低価格でも上位に表示されるでしょう。
基本的にはユーザーが広告をクリックした時点で料金が発生するため、クリック後に遷移するページを申し込みに繋がるように工夫することが重要です。ただし、せっかくウェビナーの紹介ページに広告をクリックして流入してくれても、開催日時に都合がつかないケースではクリック費用が課金されることになりますので、注意が必要です。
SNS広告
Facebook、Instagram、LinkedInなどの利用者に対して、SNS内に表示される広告です。一般的な配信場所は、フィードと呼ばれるタイムラインにバナーを表示して告知することができます。
リスティング広告同様にクリックした時点で料金が発生するクリック課金型もあれば、バナーがSNS利用者のフィードに表示された時点で料金が発生するインプレッション課金型もあります。
リスティング広告と比較して、自ら意図を持って検索するユーザーと異なり、日常でSNSを利用しているユーザーに対して広告を表示するため、ウェビナーへの申込み率は低くなる可能性はあります。一方で、クリックあたりの金額が低く抑えられるメリットがあります。
自社や従業員のSNSアカウントへの投稿
X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを運用しているなら、ウェビナー情報を積極的に発信しましょう。
例えば、ウェビナーのテーマや内容を簡単に紹介する動画を作成したり、講師の紹介を画像付きで投稿したりすることで、興味を引くことができます。
SNSプラットフォームのシェア機能によって、より多くの人々にリーチできる可能性があります。
ただし、フォロワーが少ない場合は効果が限定的です。そのような時は前述したSNS広告を組み合わせて利用するのもひとつの手です。
SNS広告を使うことで、自社の商品やサービスをまだ知らないユーザーや、自分の悩みを自覚していない潜在層にもアプローチすることができます。
ウェビナーの集客方法(外部)
ウェビナーの参加者を効率的に集めたいなら、自社のみで対応するのではなく、関連サービスや専門会社を活用することもおすすめです。
- セミナーやイベント検索サイトへの掲載
- メディアへの掲載やメール広告の活用
- 共催セミナーによる共催先リソースの活用
- ウェビナーの集客代行会社の活用
それぞれのメリットとデメリットを紹介しますので、自社のニーズに合った方法を探してみてください。
セミナーやイベント検索サイトへの掲載
セミナーやイベント検索サイトはウェビナーへ参加したい方がアクセスするため、高い集客効果が期待できます。以下のサイトは無料で掲載可能です。
- こくちーずプロ
- Peatix(ピーティックス)
- セミナーズ
- ストアカ
- connpass(コンパス)
例えば「こくちーずプロ」は利用者数が73万人を超えており、SEOにも強いため、多くの人にウェビナーの案内を伝えることができます。また、情報を掲載するだけでなく、お知らせの発信やアンケートの集計などの機能も充実しています。
メディアへの掲載やメール広告の活用
ウェビナーのターゲット層が既存顧客ではなく新規顧客の場合は、メディア掲載やメール広告の活用が有効です。
メディア掲載は、プレスリリースを送付することでメディアに記事として取り上げてもらう手法です。自社商品やサービスの売上向上や認知度拡大、信頼性の向上が期待できます。
メール広告は、他社メディアの会員に対して、自社の広告を配信してもらうことを指します。こちらは外部の会員アドレスリストを活用するため、有料での出稿となりますが、自社のリストにない新しいターゲット層にアプローチできるのが魅力です。
共催セミナーによる共催先リソースの活用
共催セミナーとは、2社以上が共同でノウハウや製品・サービス紹介をするセミナー形式です。
各企業のリード顧客リストを共有することができるため、これまでリーチできていなかった客層にもアプローチすることが可能です。
また、単独開催では実現しにくい、異なる視点や専門知識を持つ登壇者が集まることで、セミナーの内容が充実します。参加者からの期待感が高まり、当日のキャンセル防止に繋がります。
ウェビナーの集客代行会社の活用
ウェビナーの運営には、準備や当日の進行など、かなりの手間と時間がかかります。集客まで担当すると従業員の負担が大きくなりますし、ノウハウがないまま行うと費用対効果が低くなってしまう可能性もあります。
そのため、集客代行会社に外注することをおすすめします。集客代行会社を利用するには費用がかかりますが、専門知識を持つスタッフが対応するため、見込み顧客に対して適したアプローチが可能です。
特に初めてウェビナーを開催する場合は、企画から集客・運用までトータルでサポートしてくれる会社を選ぶと安心です。
まとめ
本記事では、ウェビナーの集客方法について様々な手段をご紹介しました。
自社で今すぐ取り組める方法として、自社サイトへの掲載、Web広告の配信、SNSへの投稿があります。これらは低コストで実践できますが、十分な効果が見込めない可能性も考えられます。
そこで、関連サービスや専門会社を活用して、より多くの人にリーチする方法を検討するのはいかがでしょうか。特に集客代行会社に依頼すると、効率的に申込数を増やせるでしょう。
当社では、BtoBウェビナーの企画から集客までを総合的に支援し、ターゲットや予算に合わせた最適な集客方法をプランニングいたします。
ウェビナーの参加者を増やし、リード獲得をより増やしたい方はお気軽にお問い合わせください。