Facebookを長年運用してきたが、最近リーチ数やエンゲージメント率が低下している場合、再度、運用面で見直すべきポイントをまとめました。
バナー画像のサイズは適切か
フィード投稿の画像が下図でいうと長方形の1.91:1中心の場合、正方形の1:1を試してみましょう。
画面の占有率が上がることで目に留まる時間も長くなることから認識率が上がり、クリックされる確率も高まる可能性があります。
もし、既に試しているという場合、以下の点も確認しましょう。
- 不規則に1.91:1の画像と1:1の画像が混在しており、統一性がない場合は統一
- 1.91の画像と1:1の画像、両方のクリック率を分析し、高い方の投稿を増やす
参考:アスペクト比のベストプラクティス(Metaビジネスヘルプセンター)
投稿カテゴリ種類による反応の違いはあるか
FacebookのようなSNSアカウント運用を行っている企業では、下表のように投稿タイトル毎に数値集計をして、投稿表示回数やエンゲージメント率をみて、反響がよかった投稿の傾向をみるということは実施しているでしょう。
個別の投稿の数値を見て分析するというのはもちろん大事ですが、下表のように投稿テーマカテゴリごとに集計してみて、反響の良いテーマカテゴリがどれなのかを見てみることも有効です。
例えば、上記表を例にしていうと、
テーマカテゴリAが平均のエンゲージメント率が高く、投稿タイトルCの最もエンゲージメント率が高い投稿を含む「テーマカテゴリC」よりも「テーマカテゴリA」の方が平均が高い場合、テーマカテゴリAを増やそう!というアクションがとれるようになります。
一方、テーマカテゴリCは平均のエンゲージメント率が低いため、投稿数は減らそう!というアクションもとれるようになります。
参加型の投稿を混じえているか
参加型の投稿とは、「問いかけ」のような内容を混じえた投稿を指します。
「通常投稿」は読み切りで終わってしまいますが、「参加型投稿」は上図のような「問いかけ」を混じえ、”議論の開始を促す投稿”にすることで、コメントの活性化となるきっかけを作ります。これによって投稿自体にどんどんコメントがついていけば、エンゲージメントを高めることにつながります。
コメントにしっかりと対応をしているか
コメントがついた場合、しっかり返信対応をしていくことで小さいコミュニティをを構築していくことがとても重要です。コメントの返信を漏れなく対応されているか今一度確認しておきましょう。
よくあるコメントへの未返信事情は、プロモーション目的で作った企業アカウントに対し、IRやHR系の話題に関する質問が来ると、返信対応せず、スルーしてしまうケースを見かけます。適切な窓口をご案内し誘導する返信対応はしておきましょう。
投稿頻度は適切か
SNSはすぐにコンバージョンを狙うよりも、定期的に接触して企業やサービスへの理解を深めてもらうことで、ニーズが高まったタイミングで問い合わせや資料請求、資料ダウンロードをしてもらうことが目的です。
そう考えた場合、以下のようなことを再度確認しておきましょう。
投稿は1日に何度も行うと投稿1つ1つに対する閲覧量が低下し、エンゲージメント自体が低下刷る言われていますので多すぎる場合も見直しが必要です。
- 投稿する曜日を固定化し、いつ投稿されるものかを認識してもらえているか
- 理想は週2-3回、最低でも週に1回以上は最低限投稿しているか。
- 1日に2投稿など多きないか。
アルゴリズムの変更はないか
Facebookは何度もアルゴリズムのアップデートを重ねており、近年は以下の4つによってスコアが決定され、スコアの高い投稿が優先的に表示されると言われています。
以下のブログで更新情報などのニュースが発信されています。しかし、近年はFacebookにおける情報の更新頻度は大きく低下しています。
他のSNSプラットフォームも検討する
ここまで紹介したようなことを実践しても投稿のリーチ数やエンゲージメント率が高まらない場合、Facebook以外のSNSプラットフォーム活用も視野に入れましょう。
BtoB企業におすすめするSNS企業プラットフォームとして、「LinkedIn」があります。
LinkedInがどのようなものかは以下をご覧ください。