ウェビナーの準備には多くの時間と労力がかかります。特に初めての講演では、資料を一から作成するのはとても大変です。講演資料はマーケティングコンテンツとして二次利用するために、講演資料や録画をもとに新たなコンテンツを作成しませんか。ウェビナーにかけた手間を無駄にせず、リード獲得や集客に繋げることができます。

今回は、ウェビナーコンテンツを効果的に再利用するアイデアや活用方法をご紹介します。

見込み顧客を効果的に獲得するためのウェビナーコンテンツの二次利用アイデア

講演資料や録画データ、参加者からのアンケートやQAセッションの内容など様々なウェビナーコンテンツの素材となるものがあります。以下に、ウェビナーコンテンツを効果的に再利用するためのアイデアをご紹介します。

  • 録画してアーカイブ動画にする
  • ホワイトペーパーにする
  • ノウハウ記事にする
  • 講演レポートにする

ひとつずつご紹介します。

録画してアーカイブ動画にする

「ウェビナーに参加したい」と思っても、忙しいビジネスパーソンにとって、配信時間にスケジュールを合わせるのはなかなか大変です。さらに、途中から参加できたとしても、見逃した部分をその場で確認できないというデメリットもあります。

ウェビナーを録画してアーカイブ動画として残しておけば、視聴者は自分の都合の良いタイミングで、どこからでも視聴できるようになります。

ただし、リアルタイム配信とは違い、視聴者の集中力を保つのが難しい部分もあります。ワンクリックでページを閉じられてしまうため、最後まで見てもらう工夫が必要です。

撮影した動画をそのままアーカイブにするのではなく、「無駄な部分をカットする」「テロップを追加して視覚的にわかりやすくする」「テンポを調整して音声を聞きやすくする」など、飽きさせない動画に仕上げることが大切です。

ホワイトペーパーにする

すぐに問い合わせや契約を考えていなくても、ウェビナーの内容に興味を持つ方は意外と多いものです。そのような潜在顧客を引き寄せるために、講演資料や録画データをホワイトペーパーとしてまとめるのがおすすめです。

ホワイトペーパーとは、課題解決や情報提供を目的とした資料です。Web上に公開され、企業名や氏名・メールアドレスなどを入力することでダウンロードできる形式が一般的です。

特にBtoB商材や高単価な商材を扱う場合は、購買に至るまでの検討期間が長くなりがちです。ホワイトペーパーを提供することで、潜在顧客に商材や業界について理解を深めてもらい、購買意欲を高めることができます。

講演資料がシンプルで文字が少ない場合は、ホワイトペーパーだけでも内容が伝わるように講師の話をテキストで補足します。価値ある情報を提供しながら、見込み顧客を徐々に育成し、顧客へと変えていきましょう。

ノウハウ記事にする

ホームページの記事ネタに困っている企業には、ウェビナーを「ノウハウ記事」として再利用するのがおすすめです。

「ノウハウ記事」とは、具体的な方法や手順を紹介する記事を意味し、「ハウツー記事」とも呼ばれます。

講演資料をもとに、実践的なコツやポイントをわかりやすくまとめた記事を作成すれば、読者にとって非常に役立つものとなります。

独自性の高い記事を提供することで、他のコンテンツとの差別化が図れます。SEO対策としても効果があり、検索結果で上位表示されやすくなるため、一石二鳥と言えるでしょう。

講演レポートにする

ウェビナーの概要や重要なポイント、さらにアンケート結果を取り入れてレポートにまとめるのも有効な方法です。

レポートとして文字化することで、当日参加した方は内容を振り返りやすくなり、会社の上司や社長への共有も簡単になります。ウェビナーに参加しなかった方にも情報を惜しみなく提供することで、自社やサービスのブランディングにも貢献します。

また、ウェビナー当日に伝えきれなかった企業の思いを発信する良い機会にもなります。主催者が伝えたかったメッセージを丁寧に掘り下げることで、読み応えのあるレポートに仕上げることができます。

ただし、主観的すぎると読者に伝わりにくくなり、「PR色が強すぎる」と敬遠されてしまうこともあるため、バランスには気をつけましょう。

ウェビナーの二次利用コンテンツの使い方

これまでウェビナーコンテンツを再活用するアイデアを紹介しましたが、作ったコンテンツをどうやって集客に活かすかも重要です。

ここからは、二次利用コンテンツを最大限に活用して、集客やリード獲得につなげる方法をご紹介します。

自社サイトに掲載をしてメルマガや広告で集客する

自社サイトにノウハウ記事やホワイトペーパーを掲載し、メルマガや広告のオファーに活用します。「資料を無料でプレゼント!」といった魅力的なオファーを設定することで閲覧者の関心を引きやすく、リードの獲得にもつながります。

特にメルマガは、商品やサービスの情報を定期的に発信できる便利なツールです。

例えば、自社のこだわりや役立つ情報を提供することで読者との信頼関係が築かれるため、結果的に購入意欲を高めることも可能です。

さらに、メルマガは新規顧客だけでなく既存顧客のフォローにも役立ちます。

  • 新商品の発売やセールの告知
  • 人気商品やおすすめ商品の紹介
  • クーポンやポイントの利用期限

などを知らせることでリピーター増加につながり、売上が安定していくでしょう。

外部の掲載サイトに掲載して集客する

ホームページやオウンドメディアを開設したばかりだとアクセス数が少なく、ノウハウ記事やホワイトペーパーまでたどり着いてもらえない可能性が高いです。

そこで試してほしいのが、自社の講演資料や録画データを、他社のサイトでダウンロードコンテンツとして配布してもらう方法です。これにより、自社サイトだけではリーチできない新しいユーザー層にもアプローチできます。

例えば、プレスリリースやニュースリリースを配信する「PR TIMES」は月間9,000万PVものアクセスがあり、全国紙WEBサイトなど250以上のパートナーメディアに掲載可能です(2024年7月時点)。

このような外部メディアの力を借りることで、効果的に自社サイトへ誘導し、PV増加やリード獲得につなげることができるでしょう。

まとめ

今回は、ウェビナーの講演資料を二次利用するためのアイデアや活用方法をご紹介しました。アーカイブ動画やホワイトペーパー・ノウハウ記事など、さまざまな形で最大限に活用し、認知度拡大やリード獲得に繋げていきましょう。

フラグアウトでは、イベント企画から講師や共催先の紹介、コンテンツ制作、集客、運営まで支援しています。初めてのウェビナー開催で何から手を付けたら良いか迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。私たちが全力でサポートし、ウェビナーを成功へと導きます。